七月に入り、夏らしい陽気なってきました。
油断すると、すぐ日に焼けてしまいそうですね。
ギターワークショップ4日目!
先週はお休みでしたが、その間にギターを新調された方もいらっしゃったようです。
ワークショップ用の貸出ギターを希望される方も減り、
「家でやってみたんだけど……」という具体的な質問も増えてきました。

そこで堀井先生から、家のギター管理方法に関して、お話がありました。
家で、うっかりギターを置きっぱなしにしていると、ギターに日差しがあたり、ギター自体が熱くなってしまいます。
これはギターにとって、とても悪い事だそうなので、気を付けないといけないそうです。
またブリッジ(ネックと反対側の弦が留めてある部分)が浮き上がることがあるそうです。その状態のまま放っておくと、突然「パーンッ!」と飛んで行ってしまうそうです。
「びっくりしますよ」と堀井先生はおっしゃっていましたが、そんな状況が起こらないように気を付けたいですね。
ブリッジが浮く予兆として、紙が入るくらいのわずかな隙間が生まれるそうです。定期的に確認して、早めに修理に出したいですね。
先週がお休みだったこともあり、前半は、今までのおさらいから始まりました。
右手は、人差し指と中指を交互に使う動き。
左手は、力まずに押さえる動き。

今回から両方を、音を出しながら確認しましたが、
音を出さない状態ならできても、音を出すとやっぱり力んでしまうようです。
コツとして、堀井先生は「ギターを少し上向きに構える」という方法を教えてくれました。
上に向けた指板に指を置き、腕の重さを利用して弦を押さえることで、余計な力を使わずに弾けますし、
指板をのぞき込まず、胸を張って構えられるので、良い音が鳴るそうです。
堀井先生は、極限まで力を抜き、わざと音をビリビリさせて弾くことがあるそうです。
「そこから、ほんの少し力を加えれば綺麗に鳴る」
というポイントをつかむためだそうです。今まで何度も堀井先生がおっしゃっていましたが、ギターを弾く上で「脱力」は大切な要素なんですね。
基本の確認が終わったところで、以前に演奏した「ちょうちょう」を、
メロディラインと伴奏の両方で練習しました。

メロディラインでは、指がポジションを守って弾くこと。
(1の指で弾いた後、2つフレットが移動したら、2つ先の3の指で弾く)
ポジションを守って弾くさいには、小指まで使うことを意識するといいそうです。
伴奏では、左手の指をしっかり立てて押さえること。
指が、押さえている弦以外の弦に触れていないか確認すること。
そして前回学んだ「Em」「E」「E7」「Am」「C」に加えて、
「G7」「A」「A7」のかたちを覚えました。
これで覚えたコードは8つになりました。
コードは、この世に数百では収まらない種類があるそうですが、
堀井先生でも全てを完璧に覚えているわけではなく、百に満たない種類のコードを覚えて、それらを応用して演奏しているそうです。
例えば「F」というコードを、ひとつフレットをずらすと「F#」というコードになり、もうひとつずらすと「G」
ずらしていくごとにコード名が変わっていき、12フレット分ずらすと、Fに戻るそうです。
ひとつの手の形でも、12種類のコードを覚えたのと同じ効果があるということですね。
メロディラインと伴奏のことを教わり、来週からいよいよ課題曲「ムーンリバー」の練習が始まります。
9月4日(日)の修了コンサートも現実味を帯びてきましたね!
また来週!
スタッフA