今回も、お子様から年配の方まで幅広い世代の方が参加されています。
「みんなで楽しむ初めてのギター」
ということで参加者の半数が、初めてのギターに挑戦!
経験者の方も、学生時代に少し触った程度の方がほとんどのようでした。
これから全10回。
9月4日(日)に修了コンサートへ向けて、みんなで練習していきます。
今回は、初回ということで、堀井先生からギターに関する基本の説明がありました。
■「クラシックギター」と「フォークギター」の違い。
ナイロン弦が張られているのが、クラシックギター、
鉄のギターが張られているのが、フォークギターです。
クラシックギターは基本的に指で演奏しますが、フォークギターは指だけでなくピックを使う場合もあります。
ちなみに、よく耳にする「アコースティックギター」という呼び方は、クラシックギターとフォークギターをあわせた総称だそうです。
クラシックギターは、ポロポロと暖かい音がして、
フォークギターは、金属的な音がします。
■「ギターの構え方の違い」
クラシックギターと、フォークギターは構え方が異なります。
どちらも椅子に浅く腰掛け、ボディのくびれた部分を足に乗せますが、
クラシックギターの場合は、左足にボディを乗せ、
フォークギターの場合は、右足にボディを乗せます。
クラシックギターの場合は、足を大きく開いて構え、
ギター自体を立てるようにして演奏しますが、
フォークギターの場合は、足を組んで構え、ギター自体は寝かせるようにして演奏することもあるそうです。
似たような見た目ですが、演奏の姿勢がぜんぜん違いますね。
堀井先生の説明を聞いて、みなさんも両方の構え方を試していました。
またクラシックギターの場合や、フォークギターでも足を組まない場合には「足台」を使うそうです。
■「ギターに関する名称」
ギターの部位の名前や、弦の呼び方には決まりがあるそうです。
ひょうたんのような形の部分を「ボディ」
弦が張られ、ボディから伸びている部分を「ネック」
ネックの弦が張られている面を「指板」
指版にある鉄の棒を「フレット」と呼ぶそうです。
弦は、細い方から、1弦、2弦、3弦……と数え、
フレットは、ネックの先の方から1フレット、2フレット、3フレット……と数えます。
しかし指版の先にある白い部分は0フレットとは呼ばずに「ナット」と呼ぶそうです。
堀井先生は、みんなから見えるようにギターを掲げ、
フレット付近を押さえることで、音階が調整されて、演奏できるということで、
実際に音を鳴らしながら説明してくださいました。
■「音を鳴らしてみよう!」
初回ですが、いきなり音を鳴らしてみます!
まずは右手の使い方から。
★メロディーの奏法
弦を一本ずつ弾きます。
親指を使うときは、上から下へ。
人差し指、中指、薬指は、下から上に弾きます。
小指は、普通は使わないそうです。
★伴奏の奏法
親指、または人差し指と中指の2本を使って、複数の弦をまとめて弾きます。
最初は、上から下へ。
慣れてきたら、上から下と、下から上を交互に弾いてみます。
次は左手の使い方です。
ギターは弦を指で押させて、音の高さを変える楽器です。
でもフレットの上を押さえてしまうと、きれいに鳴りません。
かといってフレットから離れてしまっても、きれいには鳴りません。
なるべくフレットの近くを押さえながら、フレットには触らないようにすると、
きれいに鳴りました。
1弦の3フレットを押さえて、4弦から1弦までを引き下ろすと、
Gというコード(和音)になるそうです。
堀井先生が手拍子をしながら、みんなで一緒にGのコードを鳴らしてみましたが、両方の手に注意を払いながら、リズムを合わせるのは難しく、バラバラになってしまいました。
しかし数回練習しただけで、あっという間に上達。
みんな同じリズムで、同じ音が鳴らせるようになっていました。
■ギターの楽譜。
ギターの楽譜として、3種類の楽譜が紹介されました。
1、五線譜と音符
いわゆる普通の楽譜です。
オタマジャクシが書いてあるものですね。
2、タブ譜
6本の線に、数字が書いてある楽譜で、
線が「どの弦を弾くか」を表し、
数字が「どのフレットを押さえるか」
横軸が「どのリズムで弾くか」を表しているギター用の楽譜です。
3、コード譜
リズムとコード名だけが書いてある楽譜です。
音符が書いてあるものもありますが、細かい音の指定がないものが多いそうです。
上記の3つの中で、タブ譜は初心者でも簡単に読めました。
堀井先生が作ってくれたメロディーだけのタブ譜(365日の紙飛行機/AKB48)を練習。
堀井先生ほど綺麗には弾けませんでしたが、初心者でも順番に音を鳴らせたようでした。
最後には、堀井先生と講師の方々の模範演奏。
という名のミニコンサートが行われました!
来週のギターワークショップもお楽しみに!
スタッフA