吉野町アート寺子屋「日本画の魅力を知ろう」の1回目が行われました。
今回使う道具一式がこちらです↓
水彩画等は経験ある方も多いかと思いますが、
日本画となると絵具が見なれないので、まずは道具の説明です
↑コレ、岩絵具といいます。名の通り岩石を砕いた粉状のもの(実際は人工で作られたものですけど)
この状態で絵はかけませんので、粉を溶かす必要があります。
「膠(にかわ)」という動物の皮や骨などの成分が入った糊のようなもので混ぜます。
(ちなみに膠の語源は「煮革」で皮や骨を煮て溶かしたコラーゲンらしいです)
岩絵具は粒子の重さによって色が変わるので2種類絵具を混ぜ比べて感覚を知っていただきます。
ここでよーく溶かさないと絵具が乗らなかったり、だまになったりするので大事なところです。
溶かしたら筆で試し描き。水で絵具を調整したりもします。
そのあとは本番用パネルに和紙を水張りします。
この和紙は習字で使うような和紙ではありません。それだと滲んでしまいますので。
滲まないように加工する「ドーサ引き」の作業も本来するものなのですが、
今回は時間短縮の為、あらかじめドーサ引きされた和紙を使います。
ここでやっとモチーフ選び
こちらで用意したチューリップ、水仙、山茶花のどれかを選んでいただきスケッチ開始です。スケッチは色を塗るところまでします。
皆さんスケッチを入念にされていたので今回はここまでで終了となりました。
日本画は下準備が結構かかりますが、その分オリジナル性が高いです。
次回以降、自分の好みの色を見つけて楽しんでみてください
スタッフY