折り返し地点、本日で半分が終わりました。
前半は前回までのおさらいです。
ギターを弾くうえで何をやるにも基本となる
左手の基本練習です。
親指のちからをなるべく抜いて、弦を人差し指から順に押さえていきます。
ゆっくりといい音がでる場所を確認しながら弾いていいきます。
次にA~Gまであるルートの再確認。
堀井先生が「D」や「C」といった合図がでたら、すぐに押さえる練習をしました。
前回、説明していただいた#と♭を実際に押さえて弾いてみました。
#は1フレット右になり、フラットは1フレット右になります。
Dが5弦の5フレットなので、
D#は5弦の4フレット、D♭は5弦の6フレットとなります。
同様に各ルートの#、♭を弾いてみました。
次に#、♭のパワーコードにも挑戦してみました。
一通、ルートとパワーコードを練習したところで
「Blues in A」と「チェリー」の2曲をルートで弾くのと、
パワーコードで弾く、2通りの方法で演奏しました。
後半は前回から練習し始めたオープンコードです。
オープンコードを覚えるさいに覚えやすい順番を教えていただきました。
最初はCから覚えはじめ、Cの形から薬指を移動するだけで
Amにコードチェンジできます。
こんどはAmから形を崩さずに全体で1弦上にずらすとEにチェンジできます。
Eからは人差し指をとるとEm、薬指をとるとE7といった感じで
コードを変えることができます。
最初に覚えたCの人指し指、中指、薬指を上下に伸ばすような形でG7になり、
G7の人差し指をとり、小指を加えると今度はGになります。
このように形を少し変えるだけで
オープンコードのC.Am.E.Em.E7.G7.Gが弾け、覚えることができます。
そしてオープンコードのmや7がついた時の音色の違いを
堀井先生実演のもと、みなさんで聴き比べてみました。
するとmがつくオープンコードは暗い音がでて、
何もついていないコードは明るい音を奏でることがわかりました。
そして7がつくコードは不安定な音がでるため、
曲の終わりや落ち着く一歩手前で使われる
オープンコードとなっているそうです。
そしてオープンコードの中でもとても難しいFに挑戦です。
Fというコードはセイハ(スペイン語)という
1フラットの1弦~6弦までを人差し指で押さえる形に
中指を3弦の2フレット、薬指を5弦の3フレット、
小指を4弦の3フレットにおいて弾きます。
ギターを弾く人は誰しもこのFが弾けるまでに時間がかかるそうです。
入門編の私達参加者はFの音を出すのが難しい場合は
Fの親戚にあたるF△7(Fメージャーセブン)で弾いても大丈夫だそうです。
音の違いはFより少し洒落た音が出ます。
F△7の形は人差し指を2弦の1フレット、中指を3弦の2フレット、
薬指を4弦の3フレットで押さえて、右手で6弦を弾かないようにして弾きます。
いづれにしてもそのうちFが弾けるようになるために
Fを弾くポイントをレッスンしていただきました。
Fを弾くにはフォームが大事ということで、まずは左手に力を全く入れないで
弦に触っているだけの状態で形をとってみます。
この時、人差し指はまっすぐ伸ばした状態にして1弦から6弦に触れます。
親指は強く押さえるのではなく軽くはさむ感じで大丈夫です。
フォームができあがったら軽い力で押さえて弾いてみます。
この時6弦から一本ずつ1弦まで弾き、
6本のうち何本の弦から綺麗な音が出るか
練習してみましょう。
練習しているうちに段々と音が出る弦が増えてきて
最終的にFが弾けるようになるそうです。
「Love Me Tender」を参加者がそれぞれ弾きたい、
ベース、パワーコード、オープンコードに分かれて
アンサンブルしてみました。
みなさん日頃の練習の成果が出てゆっくりではありますが
弾けることができました。
最後に堀井先生が弾きたい曲リクエストでの希望が多かった
「20 世紀少年」を美しい音色で弾いてくださいました。
参加者のみなさんだれもが早く弾けるようなりたいと思った一時でした。
次回の練習まで1週空いてしまうので参加者のみなさんは
基本練習はもちろん、宿題ではないのですが
オープンコードを覚えることと、
オープンコードのFのフォームを確認しながら、
一本ずつ音を奏で音が出る弦が増えるように練習しましょう。
そして「Love Me Tender」をベースやパワーコード、オープンコードなどで
弾いてみましょう。
どんどんギターワークショップは本格的になってきましたが
参加者のみなさん頑張りましょう!
それでは次回をお楽しみに。
スタッフS